座敷わらしの養鶏日記

にわとりと暮らす日々を綴る、アラサーの活動記録

孵らなかったたまご達

6月の人工孵化は、結局13個温めて、孵ったのはピヨ1羽だけ。

孵化直前までいったのに、殻を破ることなく死んでしまった(死籠り卵というそうです)のが4個ありました。

 

結果の内訳をまとめると、、

↓↓↓

アロウカナ4個:無精卵2個、死籠り1個、孵化1個(ピヨ)

名古屋コーチン系6個:無精卵4個、死籠り2個

プリマスロック3個:無精卵1個、中止卵1個(※)、死籠り1個

 

プリマスロックは前に書いたように、1個、発生途中に私が殻を割ったので本当は「中止卵」ではないです。。

 

孵化予定の21日を過ぎても、ピヨの時みたいにヒビも入らず、声も聞こえず、検卵しても膜を破る様子もなく…という死籠りは辛かったです。

 

でも、どの段階で死んでしまったのか、殻の中でどういう状態になっているのか、何か少しでも原因がわかればと思い、すべて割って確かめてみました。

 

まずはアロウカナ。

気室のほうからピンセットで小さく穴をあけ、割れ目を広げていきます。

f:id:walashi:20190720005605j:plain

すると、膜に包まれたひよこ本体がみえてきます。

f:id:walashi:20190720005627j:plain

  

(この先はあまりにも生々しいので写真は載せないでおきます…。)

膜と殻を全部除いてみると、おそらく16〜17日目くらいに発育が止まっていたようでした。卵黄嚢がひよこのお腹からつながっていて、まだお腹の中に入っていない状態。

絵にするとこんな感じ。f:id:walashi:20190720005724j:plain

 

そして名古屋コーチン2個のうち、ひとつは逆子でした。f:id:walashi:20190720005810j:plain

くちばしが、気室の反対側に位置してます。この孵卵器ではたまごの鈍端を上にして立てるので、穴をあけられなかったのかもしれません。殻を突いた様子もなかったですが…。卵黄嚢は、ほんの少し残ってました。もうちょっとで、お腹の中に全部入るところだったみたい。

 

もうひとつの名古屋コーチンは、正常な位置で、21日目までは動きがあって、なんとか気室の膜を破るところまではこれていたのに、最後の最後で力尽きたようでした。

 

プリマスロックは…。

これも本当は死籠りとは言えません。

22日目を過ぎて、弱々しいけどまだ動いていたので、検卵するとどうも逆子のようでした。気室側だけそっと殻を除くと、やっぱりくちばしが見えなくて、お尻が手前にきている感じ。

ということは、このままでは逆子の名古屋コーチンのように死んでしまうかもしれない…。くちばしの部分だけ、なんとか殻を割って肺呼吸できるようにしなければ、と思いました。

それで彼氏と必死でひよこの姿勢を予測しながらやってみたものの、うまくいきませんでした。

いらんことして死なせてしまった、と心底滅入ってしまいました。

放っておいたほうが良かったのか、でもそれで死んでも後悔したと思います。。

 

 

孵らなかった4個のたまご(ひよこ)達は、近所の公園の桜の木の下に埋めました。

 

こんなに孵化直前で死ぬのを立て続けにみてしまうと、ピヨが元気に生まれたのがすごくありがたく感じます。