座敷わらしの養鶏日記

にわとりと暮らす日々を綴る、アラサーの活動記録

ピヨの抱卵

我が家のにわとり達がたまごを産むようになって1ヶ月ほど経ったころ、まずピヨ子が抱卵を始めました。

 

たまごを、くちばしでお腹の下に引き寄せ…

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腰を下ろした後は、触ってもびくともしません。

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 我は動かぬ。

 

母の本能が目覚め、これはひよこを孵すモードになっているのかも。

 

・・・・・

 

しかし、夜に様子を見に行ってみると、、、

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止まり木にいてるやないか!!

卵はほったらかされています。

 

その後も、ピヨ子は「昼間温めて夜は放置」を繰り返し、最後はもう温めなくなりました。

 

このとき2月上旬だったのでひよこを孵すにはもっと暖かくなってからのほうがいいと思ったのかな?ただの予想ですが。。

 

そして3月に入った頃、今度はピヨが抱卵を始めました。

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ピヨは夜もずっと温め続けました。

けなげです。

 

・・・・・

 

しかしピヨ、まちがえてます。

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朝は巣箱の左にいたのに、朝ごはんを食べたあと、右に居座ってしまったようです。

私が見たときには、もう左の卵はすっかり冷えていました。。

 

そしてピヨは、他のにわとりが毎日産むたまごも抱え込んでしまい、小柄なピヨからたまごがはみ出す始末…。

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もうどれがいつから温めているたまごか、わけがわからなくなりました。

今日産んだ卵かな?と思って料理に使おうとして割ると、途中まで発生が進んでいてギャーー(泣)となったり…

 

これでは困るので、ピヨが抱卵を始めて1週間経ったとき、その日の時点で温めていた卵を6個に選抜しました。ピヨが抱きかかえられるぎりぎりの数です。

それに水性マジックで①〜⑥の番号を書きました。

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翌日から、番号のないたまご(=新しいたまご)を回収できるようになりました!

もっと早く思いついていればよかったです…。

 

 

そしてピヨが抱卵を始めて3週間経った日のこと。

もし初めから温めていた卵が順調なら、21日目なのでこの日孵化するはずです。

でも反応はありませんでした。

ピヨは孵らないたまごにいらいらしたのか、孵化を手伝いたかったのかわかりませんが、卵をひとつ突いて割ってしまいました。それは中止卵のようでした。

 

 

5個になったたまご。

果たしてひよこはうまく育っているのか。。

 

 

さらに1週間が過ぎ、かれこれ1ヶ月以上も抱卵しているピヨはエサもほとんど食べないせいか、なんだかやつれたように見えます。

もうだめかもしれないなあ、抱卵をやめさせるべきかも…と思っていたとき、

 

 

 

ひよこ、生まれていました。

 

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よかった…。

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生まれたとわかったのは、ピヨの近くからピィーとかすかに声がしたのと、ピヨが中腰?になってたからです。ひよこを押しつぶさないように中腰になってたのかな。

あと、ピヨを撫でようとしたら「ダメ!」と手を突かれました。今まで人間を突いたことはなかったのでびっくりしました。抱卵中は、睨んだり警戒した声を出す程度でした。

 

翌日、もう1羽も誕生。

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結局、ピヨが孵したのは2羽となりました。

 

孵卵器で孵したひよこと違って、あまりピヨピヨと鳴きません。親のピヨにべったりくっついているから、鳴く必要がないのかも。

 

しばらくして、ピヨが巣箱から出て、ひよこにエサを与えるようになりました。

 

でも、あとから生まれたほうのひよこは、ピヨについていけていません。。

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ひとりで立ったまま寝そうになっています。

 

小屋の中には他のにわとりもいるので、心配です…。

ピヨが見張っている間はいいのですが、目を離すと何をされるかわかりません。

 

小屋の中に仕切りをつくってピヨ親子を隔離するか、もう一つ小屋を作るか…?

 

悩んでいたとき、ひよこを飼いたいという人が現れたので、思い切ってこのひよこ達を里子に出すことに決めました。

 

ピヨにはかわいそうなことをしました。

せっかくお母さんになれたのに、ひよこを引き離されて、2〜3日はひよこを探すそぶりを見せていました。エサを自分では食べずに突いて砕いて、ひよこを呼ぶ独特の鳴き声を出すのです。

 

でもやがてあきらめたようでした。

 

引き離したひよこのほうも、ピヨを求めてずっと鳴いていました。

 

ごめんね、ピヨ。