孵らなかったたまご達
6月の人工孵化は、結局13個温めて、孵ったのはピヨ1羽だけ。
孵化直前までいったのに、殻を破ることなく死んでしまった(死籠り卵というそうです)のが4個ありました。
結果の内訳をまとめると、、
↓↓↓
アロウカナ4個:無精卵2個、死籠り1個、孵化1個(ピヨ)
名古屋コーチン系6個:無精卵4個、死籠り2個
プリマスロック3個:無精卵1個、中止卵1個(※)、死籠り1個
※プリマスロックは前に書いたように、1個、発生途中に私が殻を割ったので本当は「中止卵」ではないです。。
孵化予定の21日を過ぎても、ピヨの時みたいにヒビも入らず、声も聞こえず、検卵しても膜を破る様子もなく…という死籠りは辛かったです。
でも、どの段階で死んでしまったのか、殻の中でどういう状態になっているのか、何か少しでも原因がわかればと思い、すべて割って確かめてみました。
まずはアロウカナ。
気室のほうからピンセットで小さく穴をあけ、割れ目を広げていきます。
すると、膜に包まれたひよこ本体がみえてきます。
(この先はあまりにも生々しいので写真は載せないでおきます…。)
膜と殻を全部除いてみると、おそらく16〜17日目くらいに発育が止まっていたようでした。卵黄嚢がひよこのお腹からつながっていて、まだお腹の中に入っていない状態。
絵にするとこんな感じ。
そして名古屋コーチン2個のうち、ひとつは逆子でした。
くちばしが、気室の反対側に位置してます。この孵卵器ではたまごの鈍端を上にして立てるので、穴をあけられなかったのかもしれません。殻を突いた様子もなかったですが…。卵黄嚢は、ほんの少し残ってました。もうちょっとで、お腹の中に全部入るところだったみたい。
もうひとつの名古屋コーチンは、正常な位置で、21日目までは動きがあって、なんとか気室の膜を破るところまではこれていたのに、最後の最後で力尽きたようでした。
プリマスロックは…。
これも本当は死籠りとは言えません。
22日目を過ぎて、弱々しいけどまだ動いていたので、検卵するとどうも逆子のようでした。気室側だけそっと殻を除くと、やっぱりくちばしが見えなくて、お尻が手前にきている感じ。
ということは、このままでは逆子の名古屋コーチンのように死んでしまうかもしれない…。くちばしの部分だけ、なんとか殻を割って肺呼吸できるようにしなければ、と思いました。
それで彼氏と必死でひよこの姿勢を予測しながらやってみたものの、うまくいきませんでした。
いらんことして死なせてしまった、と心底滅入ってしまいました。
放っておいたほうが良かったのか、でもそれで死んでも後悔したと思います。。
孵らなかった4個のたまご(ひよこ)達は、近所の公園の桜の木の下に埋めました。
こんなに孵化直前で死ぬのを立て続けにみてしまうと、ピヨが元気に生まれたのがすごくありがたく感じます。
ピヨ、1〜2週目
《散歩》
ピヨが生まれて1週間経った頃、そろそろ外の空気を吸いたいかな〜と思って、公園デビューしてみました。
近所の公園で、ダンボールの囲いつき。
暑い日だったので、15分ほど。
あまりパニックにもならず楽しんでたように思います。
《ごはん》
こちらはピヨのふだんのごはん。
時間なくて自分の朝ごはんは抜いても、ピヨのはつくって出勤。笑
夜もあげます。
基本は、みじん切りにした野菜、米ぬか、雑穀を混ぜたもの。
(野菜は人参、小松菜、かぼちゃ、大根、きゅうり、とうもろこしをローテーション)
ときどき白米や、卵の殻、パンくずもあげています。
タンパク質が足りないかも?と思い、鱈の切り身を茹でたのも少し試したり。。
あまり好き嫌いはないですが、とにかく細かいサイズの餌が食べやすいようです。
くるみパンのくるみ(1cm大)は超警戒してました…。
《鳴き声》
ピヨは熟睡してるとき以外、だいたい鳴いています。
①ぴ、ぴ、ぴ、ぴへへ、ぴへへ
落ち着いて床をつついてるときなど。まあ普通に機嫌がいいとき。
②ぴっぴっぴっぴ、ぴ、ぴ!(訳:わ〜、ごはんごはん)
新鮮なごはんをあげたとき。
③ぴよっ、ぴよっ!、ぴよっ!!、ぴよっっ!!!(訳:どこ!?どこなん!??)
私の姿がみえない、ってとき。かなりの大音量。
④ぴるるる、ぴるるる(訳:眠いな〜)
おなかいっぱいで満足してるとき、毛づくろいしてるときなど。
⑤ビュルル!ピギャッ!(訳:なんなん!びっくりするやん!怒)
背中を触ったとき。見慣れないものに出くわしたとき。
・・・・。
次回書きますが、ピヨ以外のたまごはうまく孵化できませんでした。
なので今のところピヨは一人っ子。
刷り込みが成功したのか、人間の私を親(鶏?)と思ってる気がします。
私が歩くとついてきますし、スマホやPCを触ってると画面やキーボードをつつきにくるので結構じゃま。。私の「手」に反応する感じです。
生まれて10日目からは私のアゴの下とか首周りで眠るようになりました…。もう育雛箱に入れられるのも嫌みたいで、すぐ飛び出して来ます。。
(中学のときは、14羽いっぺんに孵ったので、ここまで距離が近くなかったです。)
なついてくれて嬉しいですが、平日昼間は留守番だし、夜はほっとくと激しく夜泣きするので、やっぱり兄弟がいたらよかったな…。
毎月、近所のイベントでひよこ釣りをやっているらしいので、今度そこでピヨの友達を買えたらいいなと思ってます。
(あ、卵から孵すのも継続します!)
ピヨの誕生
一番最初に温めた7個のうち、1個が無事に孵りました。
19日目の夜、気室のはしっこでクチバシが動くのが見えました。
20日目の朝、気室の膜が破れたらしく、かすかにピヨ、ピヨと鳴き声が。
そしてその夜、殻にヒビができました。
21日目の明け方、ヒビが大きくなっていき、ほぼ一周するくらいで、「ボコッ」と殻の上部が浮いて、誕生!最初のヒビを見つけてから8時間かかりました。
孵卵器の中には他のたまごがあるので、用意しておいたヒーターの箱へ雛を移動。
まだお腹に黄身の袋をつけたまま、殻から飛び出してきちゃいました。
心配でしたが、自然にちぎれたのでたぶん大丈夫、そっとしておきます。
…。
生まれたては濡れていて、まだ、あのフワフワ可愛いひよこの姿ではありません。
しかもご覧のとおりこの子は黒いので、正直ちょっとコワイです。笑
生まれて1日目は水もえさも要らないようです。
なにも与えてないけど、緑色のうんちを何度かしました。
ちょっと寝てはちょっと起き、立ち上がろうとして転ぶ、の繰り返し。
ヒーターやホッカイロのそばを離れません。
1日後、だいぶ乾いてきましたが、お尻と頭の後ろが、卵白?がべったり固まった感じです。でも、これも数日かけて自分で毛づくろいしてキレイにしていました。
とりあえず名前をピヨ、とつけました。
無事に生まれてくれて本当に嬉しかったです。
鶏小屋の骨組み完成!
今回は鶏小屋の骨組みの続きです。
またまたT君にも来てもらいました。
〈本日の作業〉
①柱の上に梁をつける
②垂木(たるき)を6本つける
③筋交いを4本つける
④北側に壁をつける
⑤鼻隠(はなかくし)をつける
⑥基礎ブロックと土台の間を発泡ウレタンでふさぐ
梁と垂木ができると、一気に小屋らしさが増しました。
①②T君が、屋根の傾斜に合わせて、垂木の先端を少し斜めに切り落としてくれたので、かっこよくなりました。私は素人なので言われないと気づかない部分ですが、細かいところまで丁寧にしてくれて勉強になります。
屋根は、片流れにします。西側を高く、東側を低くしています。西側が(基礎から測って)2200mm、東側は2000mmです。つまり20cmの差をつけています。結構天井を高くしたのは、鶏小屋で人間が作業するときかがまなくて済むようにです。
③そして筋交いをつけると、柱がすごく安定しました。
④北側はOSBという板をはりました。普通のベニヤでも良いかなと思いましたが、OSBのほうがオシャレな気がして選びました。壁と屋根の間は金網にして風が通るようにするつもりです。
⑤鼻隠(はなかくし)という言葉も初めて知りました…。
「軒先に取り付ける横板のことで、垂木の先端部(鼻)を隠すために取り付ける。(Wiki調べ)」
どちらかというと補強より見栄えの問題らしいですが、せっかくなのでつけてもらいました。
⑥鶏小屋づくり初期の適当さで、基礎と土台の間があいてしまったのは前にも書きました…。そこから蛇とかネズミとかが入らないように、発泡ウレタンでふさぎます。グリーンのガムみたいな色で、ムースみたいにふわふわ。スプレーみたいに吹きつけるともくもく増えました。乾いてから、はみ出た部分はカッターナイフで切ります。乾くと発泡スチロールみたいな感じになります。
今日はここまで!
次回は屋根をつけられたらいいなと思います。
でも梅雨入りしたら雨で作業できないかもなあ…
夜は、お世話になったT君くんと彼氏をねぎらうため外食。
もう恒例になってきました。笑
今日はしゃぶしゃぶ食べ放題で、お腹いっぱいになりました〜
ワトコオイルを塗る
今日はT君はお休みですが、新たにNちゃんという子が来てくれました。
彼氏の中学時代からの友達で、私は初対面。
私と同じく、力仕事は自信ない…ってことで、このあいだ建てた柱にワトコオイルを塗ることにしました。
木をいい感じの色合いにしつつ、ヒビ割れしにくくする塗料だそうな。
植物油が原料で、シックハウス症候群の原因物質を含まないとのことで安心。
色は、ダークウォルナットにしました。
Nちゃんは手先が器用で絵を描くのも好きらしく、慣れた手つきで塗ってくれました!しかも丁寧!
刷毛でぬりぬり、そのあと余分な油をペーパーウエスで拭き取り。
ほんとは塗る前、木にヤスリをかけたほうが良かったみたいですが忘れました。
ダークウォルナット、というにはだいぶ色が明るい印象ですが、やっぱり塗った部分はかっこいい気がします!
柱と、小屋の腰壁?にする板(15枚)にも塗りました。
Nちゃん、気が向いたらまた手伝ってね〜笑
そうそう、先週仕込んだ発酵床ですが、どうもあまりうまくいってない感じです。ほんのり温かいし、ぬか漬けみたいな酸っぱい匂いもするのですが、なんとなく。。。
なので、もうコンポストを開けて床に撒いてしまうことにしました。
(この翌日、T君に「これ、今撒かれたら作業の足場悪くなるし、臭い〜!」って言われちゃいました…。うーん確かに。。)
[
ひよこの育雛用には、もう一度土とぬかを混ぜてプラスチック箱に仕込み直しました。
今度こそいい感じになりますように!
土台をつくる
今日はT君が来てくれたので、鶏小屋づくりの続きをします。
T君はなんでも屋さんですが、おもに大工仕事をしています。
ふだんの現場は基礎や土台ができた後の作業なので、慣れてないと言いつつ、今日もめいっぱい手伝ってくれました。
朝からホームセンターへ買い出し。
柱の2×4材、胴縁、垂木、杭、ビス、スペーサー、レーザー墨出し器。
初めて知る名前ばかり。
彼氏と手分けして探そうにも、自力で売り場をみつけられません。。
時間がかかりましたが、なんとか買い揃えて、いざ土台づくり。
レーザー墨出し器で基準を決めて、土台の2×4材を設置。
土台が水平になるように、スペーサーや木片で調整。
木材カットも、T君が私物の丸ノコでやってくれました。さすが。
…これが大変でした。
基礎のブロックがガッタガタで、土台が全然水平になりません。
スペーサーで調整するレベルじゃないくらいです。
原因は、前回ブロックを並べるときに、
・だいたいで水平をとったのでそもそもずれていた
・雨で地盤がゆるんだときに作業したので、後日ブロックが沈んでしまった
・生コンがブロック穴からはみ出たのを、キレイにこそげていない
…こんなところだと思います。
こっちに合わせればあっちがずれる、の繰り返し。
どうしても無理なところは、アンカーボルトの座金部分を、T君がノミで削ってくれました。
昼過ぎまでがんばって、とりあえず皆でカツ丼を食べに行きました。
それで少し元気を取り戻して、作業再開。
結局、土台の4辺それぞれは水平になったものの、高さが違うので、エッシャーのだまし絵みたいになりました。もうしょうがないので、柱の長さを調整することに。
15時ごろ、やっと柱の設置にとりかかりました。
四隅の柱を用意するのに、土台の高さの違いを考慮して、必要な長さを1本1本計算しないといけません。
簡単な算数なのですが、私は計算が苦手なのでえらい時間がかかります。
それをみて彼氏がせせら笑うので、イラッとして喧嘩しそうになりました。
結局2本分は彼氏に計算してもらい(悔しい)、どうにか柱が立ちました。
もうだいぶ夕方ですが、来週まで柱だけで放置できないので、筋交いで仮止めし、胴縁で柱を垂直にします。
柱が立つと、小屋の感じが出てきて嬉しくなります。
今日はDIYっぽい作業でした。
T君ありがとう、来週もよろしく。