6日目のたまご
一つだけ血管が見えたたまご。
6日目に検卵したときに、動画も撮りました。
6日目のたまご pic.twitter.com/5c3UIp5tjm
— walashi (@walashi8) 2019年6月17日
もやもや〜んと胚が動いているのがわかります。
嬉しくて、何度も動画再生してます。
たまごの鈍端部の空洞は気室といって、孵化が近づくにつれてこの部分が大きくなるそうです。なんだかすでにとても大きいような。。
参考にさせていただいている方のブログに、
“(気室が大きくなっていくのは)内部の湿度が抜けていく事が要因ですので、7日目、14日目など、まだまだ孵化まで時間があるのに、この気室が必要以上に大きい場合は、孵卵器内の湿度が足りない(乾燥している)事を示します”
とあります。
なので今さらかもしれませんが、孵卵器の湿度を上げるべく、水を足しておきました。
なんとか持ちこたえておくれ〜
血管がみえる
前の記事で、「気持ちにゆとりを持ちながら…」と書きましたが、全然ダメです。笑
この1週間、たまご達の様子が気になって気になって。
孵卵器の温度が40℃近く上がってしまったり(温度センサーの位置がずれた)、逆に36℃に下がったり、平日は仕事で転卵は12時間できない…など、毎日そわそわです。
で、昨日は最初のアロウカナを温めはじめて5日目、名古屋とプリマスロックは4日目。
ちょっと早いタイミングですが、ささっと検卵してみました。
スマホのライトを卵の鈍端にあてて、透かします。
すると・・・
一個だけ、血管がみえました!
アロウカナです。生きてた〜〜。嬉しいです。
あとの5つの卵は、こんな感じで血管はみえません。。
無精卵なのかなあ。もしくは、途中で発生をやめた中止卵?
いずれにしてもあと数日経っても変化がなければ、取り除かないといけないです。
血管がみえるたまごは、他のよりもほんの少し熱を持っているように感じます。(まだ自分で体温を作れない時期らしいので、気のせいだと思いますが。。)
このたまご、うまくひよこになってほしいです。
ただとりあえず一人っ子になりますね…。
寂しいので、今後中止卵を除いたら、孵卵器の空いたスペースに、予備で購入した有精卵を入れていきたいと思います。
たまごを温める
ネットで注文していたたまごが届きました。
さっそく、孵卵器に入れました〜
うす青いのが、アローカナ。
うす茶色いのが、名古屋コーチン。
濃い茶色のが、横斑プリマスロック。
それぞれ純系にはこだわらず、「その鶏種の血をひくもの」です。
(特に名古屋コーチンなどライセンスのある種は、農場で純系の繁殖をしてはいけないことになっていて、純系は決められた特定の種鶏場から購入しないといけないそうです。)
もともと食用の卵ですし、100%有精卵という保証もないので、気持ちにゆとりを持ちながら孵化にチャレンジしてみたいと思います。
とはいえ、とても楽しみです。
今やれることは転卵くらいですが、ついつい長時間眺めてしまいます。
この孵卵器を使うのは初めてなので、温度湿度計も別に買って、確かめてみました。
温度は38℃弱。まずまず、設定どおりでした。
ただ、湿度は76%と、ちょっと高すぎるような…?
と、思っていたら、名古屋コーチンのたまごが結露してしまいました。。
常温便とはいえ、届いてからあまりにも早く孵卵器に入れたからかもしれません。
あわててフタを開け、すぐ乾かしましたが、大丈夫かな。
殻に水滴がつくと、卵膜の穴が詰まってしまい、たまごが呼吸できなくなるらしいです…。
心配ですが、とりあえずこのまま進めます〜。
鶏小屋の発酵床づくり
今日は、鶏小屋の発酵床づくりをします。
発酵床づくりとは?
米ぬかやせん定チップなどと土を混ぜ、微生物の働きで発酵させてつくる床です。
私の中学生時代からのバイブル、「発酵利用の自然養鶏(笹村出著)」を参考にしています。
今回は、これらを混ぜてみることにします。
↓↓↓
①米ぬか…約10kg
②森の土…バケツ1杯
③水…適当
④バーク堆肥…コンテナ5杯
⑤ビール粕…コンテナ1杯
⑥十和田石…少々
昔やったときは、①〜③だけで、結構うまくいきました。
④〜⑥は、彼氏が入れてみたいというのでやってみます。
それでは材料の調達へ。
まずは米ぬか。
ごく近所にコイン精米機があり、たいてい米ぬかは自由に持ち帰れるようになっています。ありがたく頂戴します。
次は、自然界の微生物が沢山いるであろう、森の土。
彼氏の山畑に行き、落葉がいっぱいの雑木林から採取しました。
そしてバーク堆肥。
これまた近所に造園土木の会社があり、剪定チップの持ち帰りOKです。
ヒノキかクスノキか、木のいい香りがしました。
ふかふか〜。
すでに発酵しているのか、独特の匂いがします。
以上、費用0円。
こうしてみると、地域にいろいろな材料があるものだなあと思います。
「発酵利用の自然養鶏」にあるように、地域循環型養鶏を目指したいです!
規模は極小ですが。笑
↑
これが十和田石。商品名はヒナイグリーン。
彼氏がみかん栽培でも愛用しており、微生物のすみかに良いんだとか。
一瞬、なんかペンキみたいのぶち込まれた!?と焦りました。
コンポスト容器の中でよく混ぜ、水を入れ、なるべく空気を抜いてフタをします。
1〜2週間後には、ほかほかに発酵しているはず…。
ひよこが無事に生まれたら、この発酵床の熱を利用して育雛したいと思います。
また、生まれて数日は、ひよこに免疫力があるので、その間にいろいろな菌に触れさせておくと後々病気になりにくいんだそうです。
今日はT君が里帰りで不在のため、鶏小屋本体の作業はお休み。
来週は柱を立てれたらいいなあ。
なぜにわとりなのか
よく聞かれます。
なぜ、にわとりと暮らすのが夢なのか。
…にわとりが好きなんです。
なぜ、にわとりが好きなのか。
…中学生のとき、一度にわとりの卵を孵して育てたことがあって、それ以来にわとりという生き物に愛着を持つようになったんです。
なぜ、中学生のとき、卵を孵してみようと思ったのか。
…急に思い立って。
たしか百科事典の「にわとり」のページに、人工孵化のイラストが載っていて「あ、これやってみたい」と思ったのがきっかけだった気がします。
今日は、中学生時代の思い出話です。
(当時の写真もあったので載せています)
↓↓↓
「ひよこが卵から孵る瞬間をみてみたい。」
「ひよこは本当に初めて見たものを親だと思うのか知りたい。」
中2の私は、ある日突然その好奇心にとりつかれてしまいました。
家族には内緒。ひよこが生まれた後どうするかなど考えずに、とにかく夢中で孵そうとしました。
最初は、百科事典のイラストを真似て、電気スタンドの電球で、スーパーで売っている卵を温めてみることから始めました。もちろん無精卵なので失敗。温度管理も不安定でした。このへんで家族にもバレました。家は住宅街にあり、にわとりを飼える環境とは言いがたいので当然叱られましたが、なぜか最終的に協力してくれることになりました。
「有精卵を手に入れること」「ちゃんとした孵卵器を使うこと」
これがクリアできれば成功するはず。それで有精卵を販売している養鶏場をネットで検索して注文し、孵卵器も母がつてを頼って農業高校から立派なのを借りてきてくれました。
はたして、ひよこたちは生まれました。
17個あたためて、14羽孵りました。鶏種はイサブラウン。
とてもとてもかわいかったです。
見た目も性格も、それぞれ個性があって面白かったです。
1〜2週間もすると、やっぱり飼育スペースが窮屈になってしまいました。
12羽を知り合いの農家さんのところへ里子に出しましたが、どうしても名残惜しくて2羽残しました。 この2羽は、その後3ヶ月くらい飼ったのでとても愛着がわきました。ちなみに、私のことを親だとは思ってはいないようでしたが、名前を呼ぶと寄ってくるようになりました。 そしてだんだん雄のほうが朝鳴くようになり、せまい箱の中で飼うのも限界になったので、結局里子に出しました。新しい飼い主のもと、のびのび暮らせて幸せそうに見えました。この2羽がつがいになって、また卵からひよこが孵るといいな、と思いました。
でも、たった3日後、2羽ともイタチにやられて死んでしまいました。
夜中のうちに小屋の隙間から入り込んだようです。
悲しい結末でしたが、この経験によって、中学生なりに色々と反省したり考えたりしました。生き物を飼うことに対して無責任だったなあとか。2羽はイタチに食べられたけど、私も今まで何かを食べ続けてきたから生きていられるんだなあとか。
そして大人になったらまた大好きなにわとりと一緒に暮らそう、と決めました。
ペットというより、卵もお肉もちゃんといただくような関係で。日々の生活のなかに、にわとりがいるっていいなと。今度は、にわとりが元気に安心して暮らせる小屋も用意しよう。
それをずーーっと、20年近く、夢にみていました。
これが叶うのは定年退職後かな、なんて思っていたので、こんなに早く、しかも協力してくれる人がいるってありがたいです。
これからも見守っていただけると嬉しいです〜
孵卵器・フランキー
鶏小屋づくりが順調に進めば、今月中に完成するはず、です!
なのでそろそろ、ひよこの準備も始めます。
まずは孵卵器。
日常生活で使わないからか、孵卵器と言うと、「え、フランキー?」って聞き返されたりします。
さて、このフランキーはネット通販で買いました。4,500円くらい。
正直、思ったより、簡易な感じ。。
ちょっと不安ですが、まずはこれでいってみます。
(写真のたまごは、冷蔵庫にあったもの。撮影用に入れてみました)
温度37〜38℃、湿度60%で、21日間あたためると、ひよこが生まれてくるはず。
孵卵器の説明書によると、有精卵の選び方は次のとおり。
・産み落とされて4〜7日以内の新鮮なもの
・殺菌、洗浄、冷蔵していないもの
・表面がキレイで、割れたりしていないもの
あと、温め始めたら毎日数回、卵をひっくり返す「転卵」も忘れずに。
有精卵も、ネット通販で取り寄せることにしました。
鶏種は、昔から憧れていた、名古屋コーチン、横班プリマスロック、アローカナ。
それぞれ「平飼い」「有精卵」と謳ってあるところを探し、未洗卵で、クール便ではなく常温で届くようにお願いしました。
届くのは、数日後。
楽しみです!
なぜ座敷わらしなのか
最初、ブログ名を、なぜ「座敷わらしの養鶏計画」にしたのか、といいますと。
彼氏との微妙な関係が発端です。笑
今日は鶏小屋とあまり関係ない話です。
彼氏とは付き合って1年になります。
もともと友達だったし、同い年なので一緒に居てとても楽です。
ただ、付き合ってわかったのは、向こうにあまり結婚願望が無いこと。
私は人並みに結婚したいです。できれば子供もほしいし。
なので普段は仲良いのですが、結婚の話となると、なんだか噛み合いません。
お互いの家は、車で1時間くらい離れています。
私はどんくさいので残業も多いし、数年ごとに転勤の可能性もあります。
将来、一緒に暮らせるように色々話し合いたいのですが、いつも微妙な空気に。
ちなみに、お互いの両親には、付き合っていることは報告済みです。
「で、いつ結婚すんの?」
って思われてるだろうなー、アラサーだし。。
周りと比べても仕方ないですが、みんなどうやって結婚してるんだろう。と悩む日もありました。
(まあ、今も悩んでます。笑)
そんなとき、「私、にわとり飼うの夢なんよね」と言うと、「ええよ」と。
それでとりあえず、結婚は置いといて、休日に彼氏の家に通い、一緒に鶏小屋を作ることになりました。
ふと、向こうのご家族にしてみたら、私はときどき家に現れる座敷わらしみたいな存在かもなあ、と思いました。
『あっ、なんかまた来てるやん。あいつ、嫁に来るんかと思ったらなかなか来ーへんし、さっきまでおったと思ったらもう帰ったんかい。なんやねんな、ほんでまた来週くるんかい、謎やな』
とか。
(優しいご家族なので、実際はもっと温かい目で見守ってくれてると思います。。)
・・・・・
と、こんな話を職場の先輩達にしたら、
「まー結婚したらしたで色々あるよ?てかせっかく鶏小屋作るんなら記録しなよ」
「そうそうブログとかツイッターやってよ、読むし。」
「タイトルは座敷わらしの養鶏計画で!」
ってちょっと盛り上がったので、その気になって始めました。
自家用のたまごを得るまで果てしないですが、これからもよろしくお願いします!
ちなみに、座敷わらしって東北の妖怪なんですね。アラサーなのにわらし(童子)って我ながらあつかましいかと思いましたが、彼氏に言わせると私は「小汚い食堂の隅に腹を減らしてしゃがんでそうな小僧顔」、要は幸薄い童顔らしいので(ほぼ悪口やんけ、覚えとけよー!怒)、なんとか名乗れそうです。